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Quality & Development

品質探求/研究開発

実証実験で明らかになる、フィルタの価値

エレメントの役割は車両の心臓部である
エンジンを保護すること。

私たちは、1950年の創業以来、最高品質のフィルタを追求する為、半世紀以上を費やしろ材開発や製法に関する研究、最先端設備の導入や品質管理に専念してきました。エレメント性能は燃費効率・車両寿命・整備コスト等に重大な影響を及ぼします。私たちの仕事はみなさまの最大の課題をフィルタ技術の観点から解決すること。車輛性能を極限まで引き出すための前向きな努力と研究を重ね、使う人の車両がいつまでも力強く働き続けるように、ひとつひとつ大切につくりお届けしております。
外観上同じに見えるフィルタですが、測定装置による性能評価を行うとエンジン保護性能の指標である【ろ過精度】や、燃費に影響を及ぼす【吸気効率】や【ライフ】に大きな差が現れます。多くのメーカーに純正採用されている当社製品と市場品を比較した実験結果では、3倍のダストをエンジン内に通過させ、ライフが半分の製品も存在しました。当社では、2018年より最新の国際基準であるISO168889に基づく全自動粒径分布測定機を導入。また、進化する最新エンジンに対応するフィルタの開発のため高度な特許も取得しヨーロッパ・アジア各国にその権利を保有することで、みなさまへの安定的な製品供給体制を実現しています。

フィルタにかける情熱と最先端技術の融合。

コンピューターで制御された繊細なエンジンを保護するフィルタを創り出すには、繊細なろ材性能の計測が必要です。例えばろ材の選定には数万通りのろ材を検証し精度・ライフ・透気度共に高度に両立した1枚を選定します。最新のフィルタを造るには、時代をリードする先端機器と共に”キレイ”にする技術へのあくなき探求心と情熱が必要です。
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評価測定装置

昨今のコンピューターで制御された精密なエンジンにおいては、粒径の非常に細かい粒子の通過もエンジンや部品を損傷させる大きな事故につながります。現在エンジンの精密化に伴い、これに付随するフィルターにも高度な性能を要求されるようになりました。精密なフィルターを作り上げるには、その性能を正確に測定する為の高度な評価測定装置が必要となってきます。世界標準の純正品質を追求する当社では国内規格であるJIS重量法による評価測定に加え、国際規格であるISOによる粒径分布法による評価測定を行うマルチパステストベンチを導入。世界レベルの開発を行っております。

※粒径分布法とは、ダストの粒径毎のフィルター通過個数を測定し粒径毎のろ過精度を計測する方法です。

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米国BONAVISTA社製
全自動粒径分布測定試験機

オイル・燃料等の性能調査に用いる。ろ過効率・ライ・抵抗値を精密に計測する国内に数台しかない最先端測定機。国際検査規格ISO19438・ISO4548・ISO168889を満たす。

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KEYENCE社製
電子顕微鏡VHX6000

物質を立体視出来る最新の電子顕微鏡。ろ材性能を左右する繊維径や開口率、事故調査時の真因追求の為のコンタミ分析やパッキン断面調査。異分野の研究所との共同開発における成分調査に必須である。

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エアフィルタ
性能評価ベンチ

JIS D1612に基づくエアフィルタ性能評価試験機。重量法による精密な測定に効果を発揮する。ろ過精度・通気抵抗・ライフを正確に測定。他社製品との性能比較データを検証する際に効果を発揮する。

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